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カーネル多変量解析全体の補注

カーネルおよび核という用語について

カーネル

カーネルという言葉はいろいろな意味をもっています. 日本語では「核」と訳されることが多いですが、逆に核は一般には原子核の 核のイメージが強いため、文脈に気をつける必要があります。 さて、カーネルは数学でもいくつかの意味がありますが,本書で使っているのは, 関数解析で用いられる積分核 \[ F(y) = \int f(x) k(x,y) dx \] の \( k(x,y) \) が元になっています. 積分核の中でも,正定値であるものを特に扱います.

統計学でカーネルと言えば,カーネル密度推定があり,それも本書のカーネルと関連が 深いですが,カーネル密度推定の場合は必ずしも正定値性の要請は必須ではありません.

数学ではこれ以外にも写像の核空間 (kernel space) もカーネルと呼ばれます.

数学以外では,Linux カーネルのように,OS の核となる部分を指すのが有名です.goo辞書

より日常的には,ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースが有名ですが,こちらは英語で書けば colonel で,一般的には大佐の意味(カーネルサンダースについてはケンタッキー州に貢献したことに対する称号らしい)です. 最近道頓堀川からカーネル人形が引き上げられて話題になりました.

辞書的意味

goo辞書 (カーネルの意味の核はない)

Wikipedia には数学の項に積分核(熱核、再生核)とある。


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Last-modified: 2010-08-25 (水) 14:35:11