ネットワーク中のノードを結ぶリンク(辺)のパターンや予測を扱うデータマイニング.
文献1によれば,以下のようなタスクがある
- 対象関連タスク (Object-Related Task)
- リンクベース対象順位付け (Link-Based Object Ranking)
グラフ内の対象を,リンク構造を用いて順位付けする.
- リンクベース対象クラス分類 (Link-Based Object Classification)
グラフ中の対象にラベル付けをする.リンクで関連づけられた対象を同時にラベル付けする点が特徴.
- 対象クラスタリング (Object Clustering / Group Detection )
共通の性質をもつ対象をまとめる
- 対象識別 (Object Identification / entity Resolution )
実世界の同じ対象を指し示すデータ中の参照を識別する.
- リンク関連タスク (Link-Related Task)
- リンク予測 (Link Prediction)
対象の属性や他の観測されたリンクを基に,二つの対象間のリンクの存在を予測する
- グラフ関連タスク (Graph-Related Task)
- 部分グラフ発見 (Subgraph Discovery)
興味深く,共通して発生する部分グラフのパターンの発見
- グラフのクラス分類 (Graph Classification)
ノードにラベルを付けるのではなく,グラフ全体をクラスに分類する.
- グラフの生成モデル (Generative Model for Graphs)
時系列中でのノード間に新たにリンクが生成されるモデル
だが,「3-1 部分グラフ発見」や「3-2 グラフのクラス分類」はグラフマイニングと呼び,その他のタスクをリンクマイニングと呼ぶことが多いと思う.
また,Webのネットワークを対象とする場合は,Webマイニングの一分野,Web構造マイニングとも呼ばれる.
-- しましま
関連項目†
リンク集†
関連文献†