全てのクラスタがちょうど一つの対象を含む(singletonな)状態から始めて,再帰的にクラスタを併合して階層構造を獲得するクラスタリング手法. 併合するクラスタを選ぶ規準の違いにより多くの手法がある.
最短距離法,最長距離法,群平均法,Ward法などについては,併合前のそれぞれのクラスタと,これら2つ以外のクラスタとの距離が,併合後に増加するという可約性 (reducibility) がある.この性質により,次のアルゴリズムで,最近傍グラフを利用して \(n\) に対し \(O(n^2)\) の計算量で実行可能.
-- しましま