#amazon(4861671760)
@Book{book_id,
author = "熊谷 悦生 and 舟尾 暢男",
title = "Rで学ぶデータマイニング (1) --- データ解析の視点から ---",
publisher = "九天社",
year = 2007,
yomi = "Kumagaya and Funao"
}
#amazon(4861671981)
@Book{book_id,
author = "熊谷 悦生 and 舟尾 暢男",
title = "Rで学ぶデータマイニング (2) --- シミュレーションの視点から ---",
publisher = "九天社",
year = 2007,
yomi = "Kumagaya and Funao"
}
キーワード†
R, データマイニング, 統計, 多変量解析, 決定木, SVM, 相関ルール, 時系列, ARMA
(1) データ解析の視点から†
- 知識発見としてのデータマイニングというより,統計によるデータ分析の本.決定木,SVM,相関ルールはあっさりしていて,コードが載っているだけ.多変量解析手法は,線形回帰と凝集型階層的クラスタリングが取り上げられており,結果の解釈についても実例で説明している.
- 仮説をデータに基づいて検証することを詳しく説明している.社会的な話題を「本当にそうだろうか?」という形で取り上げ,Rで統計的にデータを処理しながら仮説を,検定などを使って検証する手続きを示している.例題や分析の方針の説明はよく練られていると思う.
- なので,知識発見の中の「検証」の段階について知るための本だと思う.
- Rのコードはいっぱい載っており,実際に解析をやってみることができる.だが,個別の関数の説明などはあまりない.英語のヘルプが な人は,他にRのリファレンス本が必要だと思う.
(2) シミュレーションの視点から†
- (1) と同様に知識発見としてのデータマイニングというより,統計によるデータ分析の本.
- 前1/3ぐらいは t検定 などの基本的な検定を用いた仮説の検証と,ニューラルネット.
検定の部分は(1)と同様の内容.ニューラルネットは基本的な関数の使い方のみ.
- 残りはシミュレーションと書いてあるが,具体的には経済時系列データを対象にした解析.おそらく著者の専門で,この第4部がすばらしく充実した内容.
-- しましま
リンク集†