情報処理のいろいろな問題を視覚的に理解するための枠組み.
統計的に自然な構造を考えると必然的に非ユークリッド的になる. 微分幾何では,空間の構造は局所的な線形構造(計量)とそれらの関係をつなぐ接続から決まる. 通常のリーマン幾何では計量を決めると接続が決まってしまうが,情報幾何では実数パラメータの自由度があり,双対構造をもっていることがユニークな点である.
...という難しいことを知らなくても,情報幾何の多くの適用例では平坦な空間を扱っており,多少の注意は必要だがユークリッド的な世界観でものごとを考えることができる.
--あかほ