Book/データマイニング(データサイエンスシリーズ3)

データマイニング †

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@Book{jb:023:00,
 author =       "福田 剛志 and 森本 康彦 and 徳山 豪",
 title =        "データマイニング",
 publisher =    "共立出版",
 year =         2001,
 volume =       3,
 series =       "データサイエンスシリーズ",
 yomi =         "Fukuda and Morimoto and Tokuyama"
}

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キーワード†

データマイニング, クラスタリング, 決定木, 回帰木, 相関ルール, Apriori, BIRCH, CLIQUE

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メモ†

データマイニング関係で，ビジネス系ではなく，アルゴリズムなどについて俯瞰した日本語の本としては唯一といっていいと思います．
人工知能系のアルゴリズムである相関ルール，決定木，クラスタリングについてまとめられています．
手法は厳選されているので，より多くの手法を知りたい場合は Book/Data Mining - Concepts and Techniques などを参照する必要があるでしょう．
相関ルールのApriori アルゴリズムとその発展版に関しては詳しく述べられています．数値属性への拡張は著者の研究なので特に詳しいです．
クラス分類手法として決定木，回帰分析手法として回帰木がとりあげられています．必要な事項が過不足なく取り上げられています．
クラスタリングについては，基本的な手法が，計算幾何の観点からの変わった切り口になっています．加えて，データマイニング分野で開発されたBIRCHやCLIQUEといった手法も紹介されています．
データベース関連についてはごく簡単にOLAPの説明がある程度です．
線形判別分析，SVMや線形回帰など数理系の手法については記載されていないので，Book/パターン認識と学習の統計学(統計科学のフロンティア6) や Book/わかりやすいパターン認識を別途参照する必要があります．