パラメータの空間が入れ子 \Theta_0\subset\Theta になっている場合を想定する.例えば,2次と3次のモデルなど.
このとき,各パラメータ空間で最尤推定したときのパラメータを,それぞれ \hat{\theta}_0 と \hat{\theta},尤度関数を \mathcal{L}(X;\theta) としたとき,尤度比は \Lambda=\frac{\mathcal{L}(X;\hat{\theta})}{\mathcal{L}(X;\hat{\theta}_0)} このとき,2\ln\Lambda がχ二乗分布に従うことを用いて,より複雑なパラメータ空間 \Theta が \Theta_0 と有意な差があるかを検定する.
モデル選択では \Theta_0\subset\Theta_1\subset\cdots\subset\Theta_K と入れ子構造のパラメータ空間を想定. k=0 から順に,\Theta_k と \Theta_{k+1} を比較し,\Theta_{k+1} が有意に良ければ,k=k+1 として比較を続ける.有意な差がなければ \Theta_k を最終的に採用する.
-- しましま